『マネーショート』いったい 誰が悪いんだ?

映画

「厄介なことは知らない事じゃない。知らないのに、知っていると思い込むことだ

この言葉はトムソーヤの作者マークトウェインの辛辣な格言ですが、この言葉から映画は始まります

似たようなことを吉田兼好さんも言っていまして、

吉田兼好の「徒然草」の中の第73段は (参考:https://tsurezuregusa.com/073dan/

「人は話を”盛る”傾向がある上に、時間が経ったり、遠くで起こっていることであれば言いたい放題。書物に記録されたら、もはや嘘も真実になってしまう」

話は変わるのですが、1997年のアメリカ映画で「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」というのがあります

ざっくり言えば、アメリカ大統領のスキャンダルをもみ消すために、マスコミなどを使て架空の戦争をでっち上げて、国民を騙し、関心をスキャンダルからそらす、というブラックコメディ映画

マークトウェインや吉田兼好が言うように、
思い込みや嘘も発信力がある人が言ったらだんだん真実になって行って、
いつの間にか、みんなが噂をするようになって、疑わなくなって、
それが事実になってしまう、
という形。
映画の物語なので笑って見れますが、本当だったら怖い話です。

でも、マネーショートは本当にあってしまったというわけです。。

この映画はリーマンショックの話ですが、

不謹慎な言い方ですが、これが面白怖い実話の映画。

軽快なテンポでマンガを読むように映画は面白おかしく進んでいきますが、ストーリーは超シリアス

いろんな人の思い込みや嘘で固められた幻想が、あたかも現実だと誰しもが思い込む。

そう。幻想だから、実は何もかもスッカラカン。

格付け会社も「AAAランク!」と太鼓判、
「儲かるぜ!」という誘惑いっぱい噂話がだんだん広まっていく。

そして、人々はその噂話を疑わず、
真実だと思い込む

その時限爆弾は動き出し、

数年後・・・・・3,2,1、ゼロ!

ずどーーーーーーーん!!!!!!!!

っと底が抜けて、リーマンショーーーーック!!!

嘘をついた人が悪いのか?

騙した人が悪いのか?

思い込んだ人が悪いのか?

知らない人が悪いのか?

何が悪いのか?誰が悪いのか?

一周ぐるっと回って、最後は自分自身が悪い

この映画は、25歳以上の大人なら誰でも見たほうが良い。

ちょっと賢く生きるための知恵になるのではないでしょうか?!

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